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スウェーデン:シナモンロール

いまや日本でもとても親しみのあるシナモンロールですが、実はスウェーデン発祥のパンということをご存知ですか?
第一次世界大戦後、小麦粉や砂糖が手に入りやすくなると、パン職人が発案し販売を始めたといわれています。その味はたちまち北欧で人気商品となり、次第に家庭でも作られるようになりました。

スウェーデンでは10月4日は「シナモンロールの日」だそう。とても魅力的なこの記念日、もともとは1999年にホームベーキング協会が創立40周年を祝うために登録したものです。シナモンロールを選んだ理由について、「スウェーデンのパンやお菓子作りの歴史において最高のシンボルであり、シナモンロールが嫌いなスウェーデン人はいないだろう」ということからだったそうです。

スウェーデンのシナモンロールの特徴は、生地の中にカルダモンという香辛料が入っていること。「北欧のクリスマスはカルダモンの香り」といわれるほど、北欧ではよく使われているスパイスです。粗挽きのカルダモンが練り込んであるシナモンロールはFika(コーヒータイム)のお供には欠かせない定番のおやつとなっています。

かつてスウェーデンでは女性の料理の腕を判断するために、ミートボールとシナモンロールを作らせたとか。このふたつが上手にできる女性は「料理上手」とされたくらい、家庭の味を代表した食べものです。
レシピも各家庭で違いがあり、子供の頃から慣れ親しんでいる味があります。日本では渦巻き型のイメージが強いシナモンロールですが、北欧では形や大きさもさまざまです。

渦巻きのカタツムリ型はもちろん、ストックホルム巻きといわれるねじり型、長方形の編み込んだものや、王冠のような形の大きめのリング状のもの、映画「かもめ食堂」にも出てきた耳の形と呼ばれるもの、など。
トッピングもポップシュガーが振りかけてあるものが主流ですが、スライスしたアーモンドやりんごジャムがかかっているもの、またレーズンやオレンジピールなどを練り込んであるものなど、いろいろアレンジされています。

今月のレシピではシナモンロールを紹介しています。
コーヒーとともにパンやお菓子でおいしい時間を過ごす・・・大切な人と会話を楽しみながら手作りのシナモンロールでゆったりとFikaしてみませんか?

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